アコムに過払い金請求をしてからお金が戻ってくるまでの期間
アコムに過払い金請求をしてから、実際に過払い金が手元に返還されるまでの期間は、個人で手続きをするか司法書士や弁護士などの専門家に依頼するかで異なります。通常、専門家に依頼した場合の方が期間は早くなります。
このページでは、それぞれの状況で過払い金が返還されるまでの期間の目安や、注意点などを解説しています。これからアコムに過払い金請求をする人は、参考にしてください。
■アコムの過払い金請求の期間について
- ●過払い金が返還されるまでの期間は個人と専門家で変わる
- ・専門家に依頼した場合の期間と注意点
- ・自分でやる場合の期間と注意点
- ●自分でやる方が専門家に依頼するよりも期間が長くなる理由
- ・アコムから対応を後回しにされる
- ・ノウハウや知識がないからうまく交渉ができない
- ・過払い金請求の準備に時間がかかる
- ●アコムから過払い金が返還されるまでの期間を早くする方法
- ・過払い金請求に強い司法書士や弁護士に依頼する
- ・裁判をせずに和解する
- ・アコムから提示された金額で和解する
- ●過払い金請求には10年の期間がある
- ●アコムに過払い金請求をした場合の流れと期間
- ・1.アコムから取引履歴を取り寄せる
- ・2.引き直し計算をする
- ・3.アコムへ過払い金請求
- ・4.アコムと和解交渉
- ・5.和解交渉で解決できない場合は裁判をする
- ・6.アコムから過払い金の返還
過払い金が返還されるまでの期間は個人と専門家で変わる
アコムなどの貸金業者に対して過払い金請求の手続きを取るには、自分で手続きを進める方法と専門家へ依頼する方法の2パターンが存在します。
しかし、法律の専門家である弁護士や司法書士が手続きを進めるのと自力とでは、実際に過払い金が返還されるまでの期間に開きが生じるのが普通です。
お金が返って来るまでにかかる時間を把握しておく事は、経済状況や過払い金の金額如何で今後の生活方針に関わるポイントにもなり得ます。専門家と個人での手続き期間の目安は事前にしっかり確認しておきましょう。
専門家に依頼した場合の期間と注意点
過払い金請求を弁護士や司法書士といった専門家に依頼した場合、手続き完了までの期間は一般的に3ヶ月~10ヶ月程度と言われています。
所要期間に半年以上の開きがあるのは、依頼者が貸金業者と取り引きしていた期間や内容、依頼先事務所とアコムの混み具合によって変動する為です。ただしこれはあくまで和解交渉に成功した場合の目安期間であり、裁判まで発展した場合の所要期間は5ヶ月~1年間程度になります。
裁判になるとそれだけ時間がかかってしまいますが、一般的には和解交渉よりも裁判の方が返還される過払い金は多くなる可能性が高いです。早くお金を返してもらうか、出来るだけ多くお金を返してもらうかで専門家の方針も異なると言えるでしょう。
悪徳司法書士・弁護士に注意
弁護士や司法書士はボランティアで依頼者の過払い金請求を代行する訳ではありません。中には案件消化の回転率を優先して、依頼者からの要望を取り入れず勝手に手続きを進めてしまう事務所がある可能性もあります。
料金形態が不明瞭な場合には、手続き終了後にいきなり追加報酬を請求されてしまうという事も考えられるでしょう。過去に問題を起こしたりしていないか、相談時にしっかり要望や状況説明を聞いてもらえるかなどに気をつけて事務所を選ぶ事が大切です。
悪徳な司法書士・弁護士事務所を見分ける方法は「アコムの過払い金請求の詐欺・トラブルに注意!悪徳司法書士・弁護士の特徴と手口」で詳しく解説しています。
過払い金請求に強い事務所か確認する
法律事務所は様々な法関係の問題を取り扱う場所であり、専門分野や得意分野はそれぞれに異なります。したがってどこの法律事務所に過払い金請求を依頼しても、同じように効率的な手続きを踏んでもらえるとは限らないのです。
具体的にはその事務所の「過払い金請求解決の実績件数」「返還された過払い金の実績金額」「大手金融機関・貸金業者との交渉経験」などをチェックするようにしましょう。
公式ホームページには在籍スタッフの専門分野が掲載されている事も多いので、金融関係に強いスタッフが多い事務所を選ぶのもポイントです。
自分でやる場合の期間と注意点
個人が自力で過払い金請求の手続きを進める場合は和解交渉で半年~1年間、裁判まで発展する場合1年半前後を見込んでおきましょう。裁判にもつれ込む場合は弁護士を立てるのが一般的なので、結果的に専門家の手を借りる事になる場合が多いです。
個人での手続きは専門家費用がかからないという点がメリットになりますが、和解交渉で締結出来そうにない場合はあまり意味がなくなってしまいます。
アコムからの提案に注意
過払い金請求での手続きでは貸金業者との交渉の場が設けられます。専門家に依頼する場合は問題ありませんが、個人で手続きを進める場合にはこの交渉も自分で行わなければなりません。
アコムをはじめとする貸金業者は出来るだけ都合の良い条件で交渉を締結させたいので、様々な条件を出して交渉を進めてくる事が多いです。
例えば「和解交渉を早く締結させる代わりに過払い金の返還金額を低くする」というのが業者側からの代表的な提案と言えます。業者側としては自社にとって都合の悪い交渉が早く終わる上に損害を抑えられるので、基本的には一方的に業者側が有利な提案なのです。
自分でやる方が専門家に依頼するよりも期間が長くなる理由
過払い金請求の手続きは専門家が行うにも個人が自力で行うにも、その内容は変わりありません。個人で手続きを進めると専門家よりも時間がかかってしまうのには、以下のような理由が挙げられます。
アコムから対応を後回しにされる
アコムに限らず貸金業者は、個人で申請された過払い金請求の案件を後回しにする傾向があります。特にアコムのような大手消費者金融になると複数の過払い金請求案件が重なっている場合があり、そいうした状況下では法律の専門家による督促が優先的に処理されるケースが多いのです。
過払い金請求には時効というものが存在しており、取り引きから長期間が経過している案件に関しては時効の成立を目的に対応をなるべく後回しにするという事も考えられます。貸金業者としては、一度払ってもらった利息は出来るだけ返したくないというのが本音なのです。
ノウハウや知識がないからうまく交渉ができない
交渉事には話を有利に運ぶ為のテクニックや、様々な状況に対して臨機応変に対応する為の経験則が重要です。加えて過払い金請求のような法律が絡んでくる手続きであれば、専門的な知識も要求されます。
知識やノウハウを身につけないまま交渉に臨んでしまうと、アコム側に有利な条件で話を進められてしまい最悪の場合過払い金を返してもらえないという可能性も0ではありません。
慎重かつ正確な交渉が重要になる為、交渉事の素人が進めるとどうしても時間がかかってしまいがちなのです。
過払い金請求の準備に時間がかかる
過払い金請求の手続きは、貸金業者へ連絡すればそれで始まるという訳ではありません。過去の取り引き履歴や過払い金返還請求書、業者との契約書など様々な書類を用意する必要があります。
更に裁判を行う場合には訴状や代表者事項証明書、利息の引き直し計算書などの書類も自分で揃える事になります。
取り寄せるのに時間がかかるものもあれば、記入に際して複雑な作業や調べ物が必要なものあるのです。仕事の合間を縫ってこうした作業を進めていくと、専門家が行うよりも時間がかかってしまうでしょう。
アコムから過払い金が返還されるまでの期間を早くする方法
過払い金請求の手続きを取るとなれば、経済状況にあまり余裕がないという状況も考えられます。少しでも早く手元にお金を返して欲しい場合には、いくつかのポイントを押さえる事で交渉期間を短縮する事が可能です。
過払い金請求に強い司法書士や弁護士に依頼する
まず前提として、過払い金請求の手続きは自分で進めるよりも弁護士・司法書士といった専門家に依頼した方が負担も少なく早く解決します。そこで重要になるのが「どの法律事務所を選ぶか」という点です。
過払い金請求の実績が豊富な法律事務所は手続きのプロセスや交渉にも慣れており、それぞれのフェイズでスムーズな対応を取ってくれる事が期待出来ます。過払い金請求のスピードには「経験」というポイントが大きく影響してくるのです。
裁判をせずに和解する
過払い金請求の手続きは基本的に和解交渉の締結を目指して進められますが、双方で折り合いがつかない場合に裁判へ発展します。
裁判へもつれ込むと一般的には和解交渉で解決するよりも3ヶ月前後も解決期間が延びると言われているのです。
裁判になれば追加費用が必要になるケースもあり、経済状況がひっ迫している状況では多かれ少なかれ負担になります。過払い金返還までの期間を短縮する為には、裁判まで持ち込まない事を前提として事を運ぶのが重要なポイントの1つです。
アコムから提示された金額で和解する
裁判まで手続きを引き伸ばさない為には、和解交渉で決着を付ける必要があります。基本的に和解交渉ではアコム側もなるべく過払い金の返還額が少なくなるように働きかけてくる事が予想されるでしょう。
しかし逆に言えば、最初から全額返還を望まずに妥協点を設けておけばアコムとの交渉を早期に締結させる事も出来るのです。可能な限り早く過払い金の返還を実現したい場合には、依頼する専門家に相談する段階で「返還額よりも返還時期を優先したい」という旨を伝えておきましょう。
過払い金請求には10年の期間がある
過払い金というものは本来金融商品の利用者が払う必要がなかった余分な利息です。法律上グレーゾーンになっている部分でしたが、2010年に改定された貸金業法が施行された事によって厳格に制限されるようになりました。
過払い金請求とは主にグレーゾーンとして支払っていた利息を取り戻す手続きなのです。しかし、民法では10年間行使されなかった権利は時効として消滅してしまいます。過払い金請求の権利は「最後に貸金業者と取り引きを行った日」を起算日として10年間有効です。
アコムから借り入れを行って完済した後、また新たに借り入れを行った場合でも時効にさえなっていなければ過払い金請求の対象となります。同じ業者との契約あれば「最後に取り引きを行った日」が時効の起算日となるので、契約内容によっては長期間に渡って過払い金請求をかける事も可能です。
ただし一度借り入れを返済してから次の借り入れまでの期間が長かったり、アコムとの基本契約自体を解約してしまっている場合には注意が必要になります。
途中完済したタイミングで一度取り引きが終了しているという判断になると、それぞれに時効の起算日が設定されるのです。例えば2000年5月完済の契約と2010年5月完済がある場合、2000年完済分は時効成立となり過払い金請求の対象になるのは2010年完済分のみになります。
どの程度の空白期間をもってして契約の中断とみなすかの判断は、契約内容や専門家・裁判所の見解によっても異なる事があります。
時効が成立している過払い金に関しても、その業者との取り引き内容によっては現在の借金と相殺出来るというケースもあるのです。昔の過払い金だからと言って自己判断で諦めてしまわず、まずは専門家に相談してみましょう。
アコムに過払い金請求をした場合の流れと期間
アコムをはじめとする貸金業者に対する過払い金請求の手続きの流れは、ある程度固定化されたテンプレートが存在します。
自力で進めるにしろ専門家に依頼するにしろ、手続きの全体像を把握しておくことはトラブル回避の為にも重要な事です。以下の流れを把握しておきましょう。
1.アコムから取引履歴を取り寄せる
まずは交渉相手となるアコムとの取引履歴を取り寄せる事から始まります。取引履歴とはいつ・いくら借りて・どの程度返済が進んでいるかなどの情報が網羅されている書面です。
一般的には早ければ1週間、繁忙期で対応がアコムの対応が遅れても2ヶ月程度で手元に届くと言われています。2ヶ月経っても届かない場合は個人で手続きする案件として後回しにされてしまっている場合もあるので注意しましょう。
2.引き直し計算をする
取引履歴が届いたらその情報を参照しながら現行の利息制限法に基づいた引き直し計算を行い、過払い金がどの程度あるのかを算出します。
細かい計算が必要になるので、個人で行う場合には慎重かつ正確な作業を心がけましょう。専門家に依頼する場合は案件数に対して十分な人員を確保出来ている事務所を選ぶのがポイントです。
3.アコムへ過払い金請求
具体的な過払い金額が分かったところで、いよいよアコムへ返還請求をかける事になります。請求方法は電話やFAXでも可能ですが、内容証明郵便と呼ばれる「誰がいつ、誰に差し出したものか」という記録が残る郵便で行うのが無難です。
内容証明郵便の差し出しには1200円~1500円程度の料金がかかる事にも留意しておきましょう。
4.アコムと和解交渉
過払い金請求の意思がアコムに伝わると、アコム側から連絡が入り和解交渉の段階に入ります。一般的には電話口での交渉になる事が多く、ここで法律的な知識を基に双方の見解や要望をすり合わせるのです。
交渉にかかる期間は専門家であれば3ヶ月前後、個人であれば半年前後と言われています。ただし、アコムは比較的慎重な姿勢で交渉を進める傾向があるので、目安としてプラス1ヶ月程度を見込んでおきましょう。
5.和解交渉で解決できない場合は裁判をする
和解交渉で双方が納得出来る内容にまとまらなければ、裁判を起こす準備に移行する事になります。個人での手続きだと裁判の準備で時間がかかってしまいがちになる点に注意しておきましょう。
出来るだけ多くの過払い金を返してもらいたい場合、長ければ1年程度裁判が続く事も視野に入れておく事も大切です。
6.アコムから過払い金の返還
和解交渉や裁判の判決内容に基づいた過払い金の返還をもって手続きが終了となります。
ただし全ての手続きが終わってすぐ手元にお金が戻ってくる訳ではなく、和解締結や判決から2~4ヶ月程度経過してから口座への振込みとなるのが一般的です。過払い金の返還金を生活や買い物のあてにしている場合は注意しましょう。
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